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2014/06/26

【超人伝説】不死身の分隊長・舩坂弘

ものすごく久しぶりすぎて、どんな文体で書いていたかすっかり忘れてしまいましたが(笑)
Twitterで流すには長文すぎると思ったので、こちらに書いてみたいと思います。

今日のお昼頃だったか、Twitterで下記のようなツイートが流れてきました。

臨終bot @Deathbed_Bot
死ぬ前にせめて敵将に一矢報いんと米軍司令部への肉弾攻撃を決意。手榴弾を身体に括りつけ拳銃を持ち、這い続けることで四日目には指揮所テント群の間近にまで潜入していた。この時点で負傷は大小24箇所、火傷と全身に食い込んだ砲弾の破片によって、さながら幽鬼か亡霊のようであった。 ― 舩坂弘


あまりの異常な激戦の状況、気になってざっくりぐぐってみたのですが、これがびっくり!
舩坂弘という人物、とんでもない超人でした。

舩坂 弘(ふなさか ひろし)
1920年10月30日~2006年2月11日
日本陸軍の軍人、最終階級は軍曹。


第二次世界大戦におけるパラオ・マリアナ戦役最後の戦い「アンガウルの戦い」で、
すさまじい戦果を挙げたのち、ゲリラ戦に移行。
このあたりの詳しいことはググれカ…いえ、各自調べていただくことにして(なげやり)。

さても驚きいったるは、戦場で何度も瀕死の重傷を負っても翌日には回復するという不死身の肉体。
戦況が悪化し、もはやこれまでと自殺しようとして手榴弾を投げても不発弾で死ねず。
頸部を撃たれ戦死と判断されても3日後に蘇生。
そしてすぐに「情けをかけるなー今すぐ俺を殺せー!」と大暴れ。
俘虜となってもすぐに脱走し、米軍弾薬庫を爆破。

やばい奴いるー!と米兵の中でも伝説になったそうな。

奇跡的に復員帰国したものの、既に戦死したものとして墓まで作られていましたので、
村人たちからは幽霊では…と気味悪がられる始末。
別名「生きている英霊、不死身の分隊長」。

私はすぐさま、幕末に数々の酷い拷問を受けながら決して口を割らず、
牢内で独自の健康法を編み出してますます体を頑健にしたという
トンデモ不良旗本・青木弥太郎を思い出してしまいましたが。
★詳しくは以前の記事をどうぞ→【旗本は】小伝馬町牢獄実録記【大盗賊】

想像を超えた「超人」というのは稀にでも存在しているんですね。

で、さらに面白いのは日本に戻ってからこの方、本屋さんを始めてるんです。
アメリカの先進性を学び日本を豊かにしたいと思ったからだそうで、
現在も渋谷にある大盛堂書店というのがそうらしい。
http://www.taiseido.co.jp/
いやーまさに事実は小説よりなんちゃらかんちゃら。驚きました。

それにしても鬼神もかくやの超人ぶりを発揮した舩坂弘も、
腎不全のため85歳で亡くなっていいます。
85歳といえばとりたてて驚くほどの長生きでもない。
寿命というものは、一体全体どんなからくりで私たちを操っているものなんでしょうね。

今回はこれまで。

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