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2017/10/03

「演劇のための和所作研究会」へ行ってきました!

Twitterで拝見し興味をもった「演劇のための和所作研究会」(大阪・北新地)を
9月30日に見学させていただきました。
これは特に役者をめざしている若手に、ぜひ伝統的な和の所作を身につけてもらいたいと
日本舞踊の先生である西川矢右衛門先生が、9月からスタートされたばかりのレッスンです。
これがとっても楽しかったので、当日の様子をおすそわけ。
日本の伝統的な所作なんて聞くと、興味はあるけれど
「難しいのでは?」
「厳しかったらどうしよう」
なんて、敷居が高く感じて尻込みしてしまう…
そんな方にこそ、ぜひ知っていただきたいと思う実に和やかな会でした。

当日のレッスンでは、「釣女(つりおんな)」という狂言を、
先生の指導のもとで生徒さんたちが、すべての役を実際に演じていきます。
「釣女」のあらすじは、定まった妻をもたない大名と太郎冠者が
西宮の恵比寿様のもとへ妻を求めて願掛けに行くというもの。
真面目すぎて何でも馬鹿正直に信じてしまう大名と
ちょっとこずるい太郎冠者の掛け合いが大変面白い狂言です。

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生徒さんたちに動きをつけながら、
それぞれの仕草の意味や、扇の動かし方、台詞回しなどを
丁寧に、ときには雑談(この雑談もとても面白い!)も交えながら
教えてくださる先生。

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上の写真のように、両手を袖に隠して、片方ずつ顔に寄せる仕草は
「あなたとわたし」という意味があるそう。
こういうことを知っておくと、和の舞台を見に行ってもさらに楽しめそうですね。
台詞回しの指導も興味深いことがたくさん。
掛け合いの中にも、大げさに高い声を出すことでキャラクターの性格が、
ちょっとした姿勢や動きで、身分の上下が表現されていきます。

生徒さんは中学生から年配の方までおられ、
分からないところは聞き直したり、間違って笑ったりもしながら
それでも熱心にお稽古をされています。
その雰囲気が、見ている私にも心地よく感じられました。

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扇を持ちながらの演技。
扇はときに鏡になるなど、状況にあわせて自在に意味を変える重要な小道具です。
手をくるりと返して、美しく決まるとうれしそうな生徒さんたち。
手前は、西川先生のお嬢さん、矢衛春さん。

写真には写っていませんが、生徒さんの一人、中学生の男の子は歴史に興味があり、
体験してみたところすっかりはまってしまったとか。

たしかに歴史好きにも、ビビッと来るポイントがたくさん。
偶然にも江戸時代の武士が主人の前に進み出る際の動き、「膝行(しっこう)」を
目の前で教えてもらい、江戸好きの私の心は躍りました。
一見、膝を使って進むのでさぞかし膝が痛いのではと思っていましたが
実際にはそうでもないそう。
それよりも足の裏、つま先近くを使うので、そこが痛いそうです。へえ~~。
和の所作を習うことで、昔の人々の暮らしや文化がより身近になる。
そんなところも実に魅力的だと感じました。

「今の演劇は近代演劇で、感情のままに動き、話しますが、
昔の芝居はそうではありません。
決まった型があり、一つ一つの動き・仕草にも意味があります。
その宝物のようなテクニックを、ぜひ今を生きる役者志望の方に知ってほしい。
そうすればもっと演技の幅が広がるはずです」と先生。

確かに和の所作に慣れている方の演技は
時代劇や昔の映画で、私のように所作を知らない人間が見ても
やはりどこか風情が違います。

「今の時代は、秘めていても消えていってしまうだけですから拡散が大事。
私は惜しみなく何でもお教えしたいと思っています」とのこと。

しかもお稽古代は、たったのワンコイン!(500円)
いいですか、もう一度いいます。たったのワンコイン!
ぜひ興味をもった方、一度見学&体験されてみてはいかがでしょうか。

◆「演劇のための和所作研究会」
日時/土曜19:00~20:00
費用/稽古場維持費として参加ごとに500円
場所/大阪・北新地組合稽古場
持物/浴衣
参加資格/とくになし、老若男女とわず(未成年者は保護者の同意が必要です)
※西川先生のFBページへとびます。

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お稽古が終わった後は、お茶を飲みながらしばしおしゃべりタイム。
お稽古の感想や近況など、お話も弾みました♪



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